RubyKaigi 2024 協賛&参加レポート

ハイサイ🌺 ROUTE06でエンジニアリングマネージャーをしている沖縄生まれ沖縄育ちの @tamaseyo です。
今回は沖縄で開催された RubyKaigi 2024 の様子をお届けします。
ゆたしくうにげーさびら!(沖縄の方言でよろしくおねがいします という意味です)

RubyKaigi 2024とROUTE06協賛の背景

ROUTE06は、昨年に続き今年もRubyKaigi 2024へスポンサーとして協賛させていただきました。
協賛した背景については以下の記事をご覧ください。 route06.co.jp

現地の様子

那覇空港では県外から来たRubyistをRubyKaigiのウェルカムボードがお出迎えしていました!Haisai! ( 前乗りした弊社社員の X より)

今回のRubyKaigiは、那覇国際通り近くにある「那覇文化芸術劇場なはーと」で開催されました。
会場は多くの参加者で賑わっており、お祭りのような雰囲気でした。

会場外観
会場入口
世界中からRubyistが集まっていました
講演会場の様子

各社のブースも様々な趣向を凝らしており、とても楽しめました。

freeeさんのブースにて、沖縄でRubyを書きたい人多いですね
Findyさんのブースにて、右上はMatzさん用に用意したとのこと

今回のノベルティは、沖縄にちなんでRubyKaigi仕様のかりゆしウェアとサンダルが配られました。

来場者に配布されたかりゆしウェア
サンダルも RubyKaigi 仕様

スポンサーボードにて。ROUTE06のロゴも掲載いただきました 🙌

ROUTE06の参加メンバーで記念撮影

講演について

講演は、Large Hall、Small Hall、Large Studioの3会場で実施され、3日間で53講演もありました。
各講演は後日動画でも公開されるとのことです。

講演はWriting Weird Codeからスタートしました。 スピーカーのtomoya ishida氏は、RubyKaigiで不定期に開催されるTRICK2022にて金賞を獲得した方で、Quineの解説をしてくれました。 今回のRubyKaigiではTRICKの開催はなかったため、「Self TRICK 2024」と題して発表されました。 文字列の出力だけで多様な表現をしており、会場は終始驚きと笑いに包まれていました。 県庁前にある街頭ビジョンに流れていたRubyKaigi 2024の映像はRubyのコードで実行されたもので、非常に印象的でした。

発表されたソースコードはtompng/selftrick2024に公開されていました。
来年のRubyKaigiでは、TRICK 2025が開催されるとのことで、とても楽しみですね。

街頭ビジョンに映されたRubyKaigi 2024の映像

Ruby Committers and the Worldでは、Ruby 3.4.0 Preview-1のリリース発表から始まり、ステージ上のRuby Committersがfrozen string literal、RBSなど様々なお題についての議論が行われ、多彩な意見が飛び交っていました。 Rubyが今後どのように作られていくかを興味深く聞くことができました。 議論は日英バイリンガルで行われ、時にはMatzさんが翻訳を担当し、白熱しつつも和やかな雰囲気でした。

ステージ上のRuby Committers

Closing KeynoteのMatz Keynoteでは、Better Rubyと題してRubyの魅力と改善の方向性について語られました。Matz氏は、Rubyが開発者にとって楽しく生産性の高い言語であり、豊富な標準機能と柔軟性がその強みであると強調し、コミュニティと豊富なツールの支えがRubyの成長を後押ししていると述べました。また、Rubyの今後の改善やRuby 4.0に向けたビジョンも共有され、全体を通してRubyのさらなる発展とその可能性に期待が高まる内容でした。

Matz Keynoteの様子

おわりに

以上、RubyKaigi 2024参加レポートでした!
RubyKaigi自体の盛り上がりはもちろん、期間中はアフターイベントも連日開催されていました。 Rubyistの交流も盛んに行われ、Rubyコミュニティの熱量に終始圧倒されていました。コミュニティの今後の発展もとても楽しみです。
RubyKaigi 2024に携われた皆様、本当にありがとうございました!
来年、愛媛/松山で開催されるRubyKaigi 2025も楽しみにしています!

RubyKaigi 2025は愛媛県での開催