RubyKaigi/KeebKaigi 2023 協賛&参加レポート

ROUTE06では、昨年に続き本年もRubyKaigi 2023へスポンサーとして協賛、さらに今回は初開催のスピンオフイベントであるKeebKaigi 2023へもあわせて協賛させていただきました。

これをきっかけに社内から3名のメンバーが現地へお邪魔しましたのでその際の様子を綴っていきます✍️

◆ スポンサードの背景

ROUTE06は現時点で創業から3年ほどの企業ですが、RubyKaigiへのスポンサードは2023年で2回目になります。スポンサードの背景には以下のような考え方があります。

​ROUTE06では、顧客企業の新たな企業価値を生み出すために様々な技術を活用したアジャイルなプロダクト開発によって多面的かつ実践的な事業支援に日々取り組んでいます。技術の発展と浸透にはコミュニティの存在が不可欠であり、そこから得られる知見や情報は、より良いものづくりにとって欠かせない重要なものです。(PRESSより引用)

RubyKaigi2023へのスポンサードも、早いタイミングで社内決議がおりていましたが、KeebKaigiへのスポンサードは社内Slackの「#fan-keyboard」がきっかけでした。

社内のキーボードファンが集う #fan-keyboardチャンネル。現時点での参加者は25名

こうしてKeebKaigiへのスポンサードも決まり、fanチャンネルメンバーを中心にフライヤーなどの準備を進めました。

#fan-keyboard が気になった方はこちら💁‍♀️

ルートシックスラジオ「 #48 KeebKaigi 2023スポンサード記念!fan-keyboard 特集」
ROUTE06 note

note.route06.co.jp

◆ 松本までの道のり

@ynndino88 はDay0から松本入りしました!前日は京都でCHEERUPイベントを開催していたので、名古屋で乗り継いで松本へ向かいました。はじめて「特急しなの」に乗ったのですが、車内アナウンスで日本五大名峡「寝覚の床」なるものを知り、思わず写真を取りました📸

駅にはこんな歓迎の幕が✨ワクワクします!

◆Day0 KeebKaigi

keebkaigiには @mh4gf と @ynndino88 で現地参加してきました! daifukuさんのYoutubeチャンネルでライブ配信もされていたため、オンラインで観ていたメンバーも多くSlackでも盛り上がりを見せていました。

Initial-Vにざわめく社内メンバー

オンライン参加メンバーのコメント

参加したメンバーの一言感想

@ynndino88

初心者から玄人まで幅広い方々が参加されていたのが印象的でした!遊舎工房さんブースでは商品について丁寧に教えてもらいほくほくした気持ちになりました。 展示やLTについては、十人十色な切り口でキーボードをカスタムされており、それぞれの世界観を堪能させてもらいました。上記画像にも登場する「Initial-V」の @tenderlove さんがキーボードに合わせて自身のPCに四葉マーク(高齢運転者標識)を貼り付けて登場されたのもユーモアたっぷりで最高のセンスだなぁ〜と聞いていてニヤニヤが止まりませんでした。 この数時間で自作の意欲が非常に高まったので年内に自作キーボードを一つ仕上げるぞ!と意気込んでいます。頂いた松本城Enterキーキャップをはめてみたい所存🏯

@mh4gf

現地では参加者のみなさんの個性豊かなキーボードが展示されていました。当日のセッションでも触れられていた通りEnd Gameは己の中にあり、自身の課題を解決した結果です。そんな研ぎ澄まされたキーボードがたくさん見られる機会はなかなかなく、テンションが上がりっぱなしでした。

私事ですが、高井さんのカスタムキーボードの話を聞いて「やるぞ!」という気持ちになり、参加を迷っていたGroup Buyに参加することを決めました!手元に届くまで時間がありますが、とっても楽しみです。

当日お配りしたROUTE06のフライヤー

#keebfriends デビュー✨

LTで登壇された @Kirika_K2 さんと!

ローカルオーガナイザーの @swan_match さんと!

◆ RubyKaigi Day1〜3

Covid-19による行動制限が解除されたとはいえ、大規模なカンファレンスの開催には以前として慎重さが求められる状況だろうと推測します。参加者全員にマスクの着用を義務付ける形で運営がされていました(写真撮影の時のみマスクを外しています)。

ROUTE06 集合写真

今回ROUTE06として参加させていただいたのはエンジニア2名(@mh4gf, @hoppiestar)とDevHR1名(@ynndino88)というチームでした! ROUTE06ではカンファレンスなどの参加費用をはじめ、松本までの移動費や宿泊費が全額補助されています。ありがたいです🙏 次回はもっと多くのメンバーで参加したり、ブースを出すなどでRubyKaigiを盛り上げていきたいですね! また世界中からRubyistが集まるRubyKaigiなので、メンバーのかつての知り合いと再会したり、ネット上だけで知り合っていた方と対面で初めましてをしたりしていました。こういったことができるのもRubyKaigiのいいところですね。

企業ブースはどこも趣向を凝らした内容で、各社のカラーをひしひしと感じました。特にクックパッドマートさん提供の冷蔵庫で配布されていた松本ブルワリーさんの地ビールや、食べチョクさんの生のりんご(!)とドライりんごのセット、esaさんのご当地キーホルダー松本城バージョンなど、開催地・長野に関連したノベルティには個人的に興味を惹かれました🍎お昼ご飯に提供されていた釜飯の味も忘れられません!

RubyKaigiオリジナルラベル!

にこにこランチタイム

◆ セッションについて

3日間様々な発表を拝見し、どれもとても濃い内容ばかりでした。RubyKaigi参加メンバーで振り返り会を行いまして、その中で話題に挙がった内容をいくつか紹介します。

@mh4gf

The future vision of Ruby Parser - RubyKaigi 2023

kaneko.yさんによるCRubyパーサーについてのセッションです。IDEでRubyを書く上での構文が壊れた状態でパースするにはという課題や、Ruby特有の字句解析と構文解析の密結合の問題(Rubyのdoには4つ種類がある!)などが挙げられていました。自分はRubyが好きな理由に書く際の心地よさが大きいと感じているので、その心地よさの担保はこのように実現されているのか、と興味を持ちました。kaneko.yさんが実装しているlramaがRubyKaigi中にmasterにマージされたのも印象深かったです。

Power up your REPL life with types - RubyKaigi 2023

tompngさんによるIRBでの補完をRBSで改善するkatakata_irb(名前がかわいい)の紹介セッションです。ユーザー定義型も読み込めるため実用性がかなり高い上に、数百行という少ないコードで実現されているのが印象的でした(今はもう少し増えていそうでした)。

@hoppiestar

Multiverse Ruby - RubyKaigi 2023

shioyamaさんのセッションです。JavaScriptのimportのように、ライブラリを読み込んだ後に任意の空間名をつけるような仕組みの話です(自分の理解)。 個人的にはこのトークだけ少し予習というか、たまたま該当bugs.ruby-langのチケットを読んでいたので、理解しやすかったです。imというgemはZeitwerkのフォークとして開発開始されたとのことですが、なぜフォークする必要があったのか( https://speakerdeck.com/shioyama/multiverse-ruby?slide=76 のあたり)、開発してすぐにテストが通った話などが印象的でした。Multiverseというネーミングもかっこいいですね。

スライド: https://speakerdeck.com/shioyama/multiverse-ruby

Day1の最終セッション、LTの様子

◆おわりに

以上、ROUTE06のRubyKaigi/KeebKaigi 2023参加レポートでした!

日本最大級のカンファレンスと言われるRubyKaigiの会場はまさにお祭りのような熱量でワクワクしっぱなしでした。 アフターイベントの盛り上がりにも見られるように、こうした会社の垣根を越えて純粋に技術の話を元に交流できる機会は多くの人にとって非常に貴重で、運営の皆様にはこの場を借りて心より感謝を申し上げますとともに、これからもこうした機会の提供のためにできることがあれば些細なことからでも努めてゆきたい次第です。

また、Ruby30周年の節目となるRubyKaigiに参加できたことを大変嬉しく思います。 Matz Keynoteで触れられていたように、”これからの30年”のRubyに貢献できるようROUTE06も引き続き事業を推進していきます!

◆関連リンク

🔗 ルートシックスラジオ「#49 RubyKaigi/KeebKaigi 2023 協賛&参加をゆるりとふりかえろう」

🔗 ROUTE06のRuby on Railsエンジニアのご紹介 tech.route06.co.jp

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